栃木県市日光市　米菓製造工場　反復味付付近及びうるち焼成入口

今回は世界に誇る文化遺産のある日光市でも有名なおかき・あられ・おせんべいを製造・販売されている工場様です。

日光観光のルートになっていて多くの方が観光中、必ずと言っていいほど立ち寄る工場様で、使用する水のきれいさから味付け触感等おいしさへのこだわり、それを作るための工場内の衛生面に関しては徹底的なこだわりがございました。

お店で購入したおかきには心地よい歯ごたえがあり、食べだすととまらない一流の味付けがありました。

そのような工場様ですから、工場内に少しでも気になる箇所が発生すれば、改修のお話になります。

改修箇所は製造の包装前の工程である味付けの箇所と焼成室の出入口です。

味付け箇所の方は醤油や調味料での味付けですが、やはり以前一般的であった塗床材では、対応できない成分があると剥がれてきてしまいます。床に落ちる調味料などが熱いものだとなおさらです。
また台車なども頻繁に行きかう場所はまた別の原因で剥がれます。
工程の性質上、油分も落ちてくる箇所ですから、剥がれの間に油分を含む調味料などが入っていくと、
先々、清掃も難しくなるでしょう。
剥がれやすい床材は、床材自体が衛生的にするために塗っているのですが、剥がれだすと、コンクリートの間に異物が溜まりそうで清掃しずらく、床材が塗ってあること自体がうらめしくなってきます。
その為、耐久性があり、剥がれにくく、熱にもある程度耐えられ、清掃もしやすいものという条件が浮かんできます。

また、焼成室入口は台車の往来が本当に頻繁な為の剥がれ現象なのが一目瞭然ですから、こちらはとにかく耐久性と剥がれにくさにプラスして耐摩耗性・耐衝撃性を条件とし、熱に関してはかかる可能性がない箇所なので耐熱は考えなくて良いことになります。

施工は広い工場の一部分の為、養生作業にも気を使い、油分を除去出来るよう、入念な研磨作業をさせていただきました。

施工後は美観も含め、剥がれ箇所もなくなり、安心して作業が出来る環境となりました。
剥がれ箇所を大きくしたくない気持ちからの気を使う動き方はもうしなくて良いです。